はじめに:住宅展示場、ただ行くだけで満足していませんか?
「そろそろ家を建てたいな」と考え始めたとき、多くの方が最初に足を運ぶのが住宅展示場ではないでしょうか。様々なハウスメーカーの最新モデルハウスが立ち並び、夢が膨らむ空間です。しかし、明確な目的を持たずに訪れると、「どこも素敵だったけど、結局何が良かったんだろう?」「営業担当者に圧倒されて疲れてしまった…」ということになりかねません。
家づくりは、人生で最も大きな買い物の一つ。その重要な第一歩である住宅展示場での見学を、単なるイベントで終わらせてしまうのは非常にもったいないことです。
この記事では、横浜・神奈川・東京エリアで注文住宅を手掛ける私たちハビタットが、プロの視点から、初めての住宅展示場見学を成功させるためのコツを徹底解説します。見学前の準備から、当日見るべき具体的なチェックポイント、さらには営業担当者の本質を見抜く質問リストまで、あなたの家づくりを成功に導くノウハウを凝縮しました。

住宅展示場に行く前に!見学の効果を最大化する「準備の4ステップ」
住宅展示場見学は、行く前の準備で9割が決まると言っても過言ではありません。貴重な時間を無駄にしないためにも、以下の4つのステップを家族で実践してみましょう。

ステップ1:家族の「理想の暮らし」を言葉にする
まずは、新しい家で「どんな暮らしがしたいか」を家族で話し合うことが最も重要です。抽象的なイメージだけでなく、現在の住まいの不満点を洗い出し、それをどう解消したいか具体的にリストアップしてみましょう。
- 現在の不満点リスト(例)
- キッチンが狭くて夫婦で料理しづらい
- 収納が少なくてリビングが散らかりがち
- 洗濯物を干す場所までが遠く、動線が悪い
- 子どもがリビングで勉強するが、集中できていない
- 冬は足元が冷えて、夏は2階が蒸し暑い
- 新しい家で実現したいことリスト(例)
- 広々としたアイランドキッチンで、家族で料理を楽しみたい
- 玄関に家族全員の靴やコートがしまえる土間収納(シューズクローク)が欲しい
- 「洗う→干す→しまう」が一直線で完結する洗濯動線にしたい
- リビングの一角に、家族の気配を感じられるスタディコーナーを作りたい
- 一年中快適に過ごせる、高気密・高断熱の家がいい
このように「理想の暮らし」を言語化することで、モデルハウスのどこを重点的に見ればよいかが明確になります。
ステップ2:譲れない「優先順位」を決める
家づくりでは、予算や土地の条件など、何らかの制約の中で取捨選択を迫られる場面が必ず訪れます。その時に後悔しないためにも、家族の中で「絶対に譲れない条件」と「妥協できる点」の優先順位をあらかじめ決めておきましょう。
- デザイン: シンプルモダン、ナチュラル、和モダンなど
- 性能: 耐震性、断熱性、気密性、省エネ性能など
- 間取り: 吹き抜け、リビング階段、部屋数、家事動線など
- 設備: キッチンのグレード、床暖房、太陽光発電など
- 価格: 建物本体価格、諸費用を含めた総額予算
「デザインは絶対に妥協したくない」「子どもたちの安全のために耐震性は最高等級がいい」など、家族の価値観をすり合わせておくことが、賢い会社選びの第一歩です。
ステップ3:情報収集と「見たい会社」の絞り込み
住宅展示場には多くのハウスメーカーが出展していますが、1日に見て回れる目安は3〜4棟です。事前にウェブサイトやカタログで各社の特徴を調べ、自分たちの好みに合いそうな会社をいくつか絞り込んでおきましょう。
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特に、横浜エリアには複数の大規模な住宅展示場があります。どの展示場に、どの会社が出展しているのかを事前にチェックしておくことで、効率的に見学できます。
ステップ4:持ち物リストと「事前予約」のすすめ
当日は、手ぶらで行くのではなく、以下のアイテムを準備していくと見学の質が格段に上がります。
- 持ち物チェックリスト
- メジャー: 気になる箇所の寸法を測るため
- カメラ(スマートフォン): 後で見返すために写真や動画を撮影
- 筆記用具・ノート: 気づいたことや質問の答えをメモ
- 現在の住まいの間取り図: サイズ感を比較するのに便利
- 事前に作成した質問リスト
また、週末の住宅展示場は混雑することが多いため、「事前予約」を強くおすすめします。予約をしておくことで、経験豊富な担当者が時間を確保してくれ、じっくりと説明を聞きながら見学できるだけでなく、待ち時間なくスムーズに案内してもらえます。
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見るべきはココ!プロが教えるモデルハウスの7つのチェックポイント
モデルハウスでは、ただ「わあ、おしゃれ!」「広い!」と感動するだけで終わらせないために、プロが実践している7つのチェックポイントをご紹介します。

1. 「リアルな暮らし」を想像できるか? – サイズ感の罠に注意
モデルハウスは、空間を広く見せるために、実際の生活で使うものより一回り小さいサイズの家具を置いたり、ドアや収納の扉をなくしたりしていることがよくあります。豪華な内装に惑わされず、自分たちがここで生活する姿を具体的に想像することが重要です。
- チェックポイント
- 持参したメジャーで、ソファとテレビの距離、ダイニングテーブルの周りのスペースなどを測る。
- 「今使っている食器棚(幅〇〇cm)は、このキッチンのどこに置けるだろう?」とシミュレーションする。
- LDKの帖数だけでなく、天井の高さや窓の大きさが、広さの感覚にどう影響しているかを確認する。
2. 「動線」はスムーズか? – 家事ラク・生活ラクの鍵
デザインの美しさだけでなく、実際に生活したときの動きやすさ(動線)を体感することは非常に重要です。特に、毎日何度も行き来する動線は入念にチェックしましょう。
- チェックポイント
- 家事動線:
キッチンで料理をしながら洗濯機を回し、バルコニーに干すまでの一連の流れを歩いてみる。 - 帰宅動線:
玄関から入って、手を洗い、コートをしまい、リビングへ入るまでの流れはスムーズか。 - 収納計画:
使う場所の近くに必要な収納が十分な量で確保されているか(例:掃除機はどこにしまう?)。
- 家事動線:
3. 「光と風」の採り入れ方は心地よいか? – 自然の恵みを活かす設計
心地よい住まいに欠かせないのが、自然の光と風です。モデルハウスの多くは、日当たりが良い場所に建てられていますが、自分たちの土地で同じように光が入るかは別問題です。
- チェックポイント
- リビングや寝室など、各部屋の明るさを体感する。
- 窓の大きさや配置、吹き抜けが、明るさや風通しにどう貢献しているかを確認する。
- 営業担当者に「このモデルハウスは、どの方角を向いていますか?」「夏と冬では、日の入り方はどう変わりますか?」と質問する。
4. 「素材の質感」は好みか? – 見た目とメンテナンス性
写真やカタログでは伝わりきらないのが、素材の質感です。床材、壁紙、建具、キッチンの天板など、実際に自分の目で見て、手で触れてみることで、愛着が湧くかどうかが分かります。
- チェックポイント
- 無垢材の床の足触りや、タイルのひんやりとした感触などを確かめる。
- 見た目だけでなく、「この床材は傷がつきやすいですか?」「お手入れの方法は?」など、メンテナンス性についても質問する。
5. 「性能」は実感できるか? – 断熱性・気密性・遮音性
家の快適性を左右する断熱性や気密性、遮音性といった「性能」は、目には見えません。だからこそ、モデルハウスでその性能の高さを体感する意識が大切です。
- チェックポイント
- 玄関を一歩入った時の、外との温度差を感じる。(冬なら暖かく、夏なら涼しいか)
- 窓を閉めたときに、外の車の音などがどれくらい聞こえなくなるかを確認する。
- 営業担当者に「この家のUA値(断熱性能)とC値(気密性能)はいくつですか?」と具体的な数値を聞いてみる。
6. 「標準仕様」と「オプション」は何か? – 価格のカラクリを見抜く
住宅展示場のモデルハウスは、会社の顔となる建物です。そのため、豪華なオプション設備が満載であることがほとんど。「この価格で、この家が建つんだ!」と勘違いしないように、どこまでが標準仕様で、どこからがオプションなのかを必ず確認しましょう。
- チェックポイント
- キッチン、お風呂、床材、壁紙など、気になる設備や建材について「これは標準仕様ですか?」と一つひとつ質問する。
- オプションの場合、いくら追加で費用がかかるのか、概算でも良いので聞いておく。
7. 「営業担当者」の対応は信頼できるか? – 最高のパートナー探し
家づくりは、会社選びであると同時に「担当者選び」でもあります。何ヶ月、時には1年以上にわたって伴走してくれるパートナーとして、信頼できる人物かを見極めましょう。
- チェックポイント
- こちらの質問に対して、誠実に、分かりやすく答えてくれるか。
- メリットだけでなく、デメリットや注意点もきちんと説明してくれるか。
- 契約を急かしたり、他社の悪口を言ったりしないか。
- あなたの「理想の暮らし」に興味を持ち、共感しようとしてくれるか。
【プロ直伝】これだけは聞きたい!営業担当者への「魔法の質問リスト」
ありきたりな質問ではなく、一歩踏み込んだ質問をすることで、その会社の家づくりに対する姿勢や本質が見えてきます。ぜひ、この質問リストを活用してみてください。
1. 会社の哲学・デザインに関する質問
- 「御社の家づくりにおける、一番のこだわりや譲れない哲学は何ですか?」
- 「デザインで特に重視していることは何ですか?(例:見た目の美しさ、機能性、普遍性など)」
2. 性能・品質に関する質問
- 「断熱性・気密性の目標値(UA値・C値)は設定されていますか?また、全棟で気密測定は実施していますか?」
- 「耐震等級3は標準仕様ですか?また、許容応力度計算などの詳細な構造計算を行っていますか?」
- 「完成後の保証や、定期点検などのアフターメンテナンス体制について詳しく教えてください。」
3. コストに関する質問
- 「このモデルハウスと全く同じ家を建てた場合の、建物本体価格と総額(付帯工事費・諸費用込み)の概算を教えてください。」
- 「いわゆる『坪単価』には、どこまでの費用が含まれていますか?」
- 「予算内で理想を叶えるために、どのようなコストダウンの提案をしていただけますか?」
4. 柔軟性・提案力に関する質問
- 「間取りや内外装の仕様について、どの程度こちらの要望を反映できますか?」
- 「私たちが使いたいキッチンや照明などがある場合、施主支給に対応は可能ですか?」
これらの質問に、自信を持って、具体的に答えられる会社は、信頼できるパートナー候補と言えるでしょう。
横浜エリアで「本当に自分たちらしい家」を見つけるために
住宅展示場を巡ることで、様々な会社の家づくりを知ることができます。しかし、規格化されたプランをベースとする大手ハウスメーカーの豪華なモデルハウスでは、自分たちの暮らしに本当にフィットするのか、現実的なイメージが湧きにくいと感じる方も少なくありません。
私たち株式会社ハビタットは、横浜・神奈川・東京エリアで、画一的な家ではなく、お客様一組一組のライフスタイルや価値観、そしてその土地が持つ個性を最大限に活かした「特別な住まい」を、共創する工務店です。
ハビタットの完成見学会で「手の届く上質」を体感しませんか?
私たちは、豪華絢爛なモデルハウスではなく、実際にお客様が住まうことを想定した「等身大のモデルハウス」や、お施主様のご厚意による「完成見学会」を定期的に開催しています。
現在、横浜市磯子区洋光台にて、私たちのこだわりを詰め込んだモデルハウスをご見学いただけます。

- 所在地: 横浜市磯子区洋光台1-26-15(JR根岸線「洋光台」駅 徒歩16分)
- 建物概要: 木造2階建3LDK+グルニエ / 延床面積:88.87㎡(約26.8坪)
コンセプト:都市の利便性と豊かな自然が調和した、ナチュラルモダンな住まい
緑豊かな落ち着いた街並みが魅力の洋光台に、ホワイトと天然木のコントラストが美しい、洗練されたデザインの家が誕生しました。家族が自然と集まりたくなる、開放感と上質さを兼ね備えた空間です。

- 【Point 1】洗練されたホワイトベースのナチュラルモダンなデザイン
- ホワイトの外壁に天然木のアクセント、ブラックの窓枠が全体を引き締める、飽きのこない外観デザイン。
- 高級感漂うタイルと間接照明を組み合わせたアプローチが、昼と夜で異なる表情を演出し、住まいの価値を高めます。
- 【Point 2】ワンランク上のデザインと、自慢したくなる吹き抜けリビング
- 開放感あふれる吹き抜けのリビングは、空間を贅沢に使ったペンダントライトがアクセント。
- リビングと一体で使えるウッドデッキのアウトドアリビングは、プライバシーを守りつつも閉塞感のないフェンスを設置し、暮らしに広がりと楽しみをもたらします。
- 床材には落ち着いたグレージュを採用し、ワンランク上の上質な空間を演出。家具やインテリアが美しく映えます。
住宅展示場の大きなモデルハウスでは体感できない、リアルなサイズ感の中で、動線の工夫や素材の選び方、光の採り入れ方など、ハビタットならではの「暮らしを豊かにする設計」をぜひご体感ください。
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まとめ
住宅展示場は、家づくりのイメージを膨らませ、情報を集めるための素晴らしい場所です。しかし、その情報を鵜呑みにするのではなく、自分たちの「理想の暮らし」という軸をしっかりと持ち、プロの視点で冷静にチェックすることが成功のコツです。
- 見学前に「理想の暮らし」と「優先順位」を明確にする。
- 見学中は「サイズ感」「動線」「性能」など7つのポイントを意識する。
- 営業担当者には一歩踏み込んだ質問で、会社の姿勢を見極める。
そして、多くの選択肢を見た上で、「自分たちらしい、こだわりの家を建てたい」と感じたら、ぜひ私たちハビタットのような工務店にも目を向けてみてください。規格化された商品ではない、あなただけの「特別な住まい」を、私たちと一緒に創り上げていきませんか。
「私たちの土地でも、理想の家は建つ?」
「二世帯住宅の具体的な相談がしたい」。
そんな方は、ぜひ無料の個別相談会へお越しください。
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参考元
本記事の作成にあたり、特定の外部サイトは参考にしておりませんが、家づくりに関する一般的な知識と、株式会社ハビタットが長年培ってきた経験・ノウハウに基づいています。